ガーデニング

寄せ植えやお部屋を飾るあしらいなど、
簡単に季節の植物を楽しむポイントを紹介。

2025年04月11日

カッティングガーデンのすすめ

庭やバルコニーで咲いている花をお部屋の中にも飾って、日々のいろどりをさりげなく演出してみませんか。
カッティングガーデンとは切り花にするための植物を育てている庭や花壇、バルコニーなどの栽培スペースのこと。日々の成長を楽しみながら育てた花を生けることは、買った切り花では感じることのできない喜びがあります。
庭やバルコニーの花をお部屋にも取り入れて、季節感を感じる豊かな毎日を楽しみましょう。

どんな花が向いている?

どんな花が向いている?

1)ワンシーズンでたくさんの花が咲く

チューリップのように1本の茎から1つの花が咲く花より、枝分かれして多くの花が咲く花なら、惜しみなくカットできます。また、カットすることで次の花芽をつける性質があるため、適度なカットで株がしっかり育ち、切ったところから分枝するので、茎の数が増えて花数も多くなります。

1本の茎から1つの花が咲くタイプ枝分かれして多くの花が咲くタイプ

2)数日間咲き続ける

朝に開花して夕方にしぼんでしまう一日花(いちにちばな)は、切り花には向きません。最低でも数日、同じ花が咲き続けているものが向いています。

3)水の吸い上げが良く、日持ちする

水に生けて、ある程度日持ちがする花が向いています。花によっては、土の中では長い期間元気なのに、水に生けると日持ちしない性質のものもあります。生ける際は、茎を斜めにカットして切り口の断面積を広くすると、水を吸い上げる量が多くなります。

育て方の基本

1)水やり

〈地植えの場合〉
植え付け直後以外は、猛暑が続き、地面が割れるほど乾燥した場合のみ水やりをしましょう。土中に水分があるのに人為的な水やりを続けると、植物の根が深く張らずに水やりをして浸透した浅い部分に向かって伸びてしまい、結果的にグラグラと安定しない株になることがあります。

〈鉢植えの場合〉
表面の土が乾いたら優しい水流で鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

2)肥料

〈一年草〉
花の開花期間が長い一年草は、定期的に追肥が必要です。使用している肥料の頻度に合わせて施しましょう。

〈宿根草〉
同じ株から毎年花を咲かせる宿根草は、春から初夏と秋に緩効性肥料を与えましょう。肥料を与える頻度は、花の開花期間によっても若干違いがあるので、プランツタグなどで確認すると確実です。
※ほとんどの草花は、真夏に肥料を与えると株が弱る原因になるので、夏は控えめにしましょう。

3)花がら摘み

咲き終わった花を摘み取ることが大切です。花がらをそのままにしていると、次の花を咲かせることより、種をつくることにエネルギーを集中させます。終わった花をこまめに摘み取ることで、新しい花を咲かせやすくなります。

摘み取ったビオラの花がら

初夏から秋におすすめの花々

〈ヤグルマギク〉

5月〜7月に開花する一年草。矢車のような形をしたブルーの涼しげな花は、単体で生けたり、バラなど主役の花の脇役として生けても素敵です。最近は、ピンク、白、紫、黒などカラーバリエーションが豊富で、色合わせでいろいろな雰囲気が楽しめます。

初夏から秋におすすめの花々 初夏から秋におすすめの花々

〈エキナセア〉

初夏から秋まで長期間開花する宿根草。主役にも脇役にもなる花です。植えっぱなしで年々株が大きくなり、3年目以降くらいになると、たくさん開花し、切り花としてふんだんに使うことができます。色や咲き方などのバリエーションが豊富で、切り花にするなら、草丈が40cm以上になる品種がおすすめです。

〈ルドベキア〉

初夏から秋まで長期間開花する宿根草。エキナセア同様、3年目以降にはたくさん咲き誇ります。黄色などの鮮やかな色だけでなく、チョコレートやベージュのようなシックな色合いの品種もあります。

〈センニチコウ〉

初夏から秋まで長期間開花する一年草。丈夫で暑さに強く、真夏でも休むことなく花が咲き続けます。花に見えている部分は葉の一部が変化した「苞(ほう)」で、実際の花は苞の隙間に小さく存在します。漢字で千日紅と書くように、ドライフラワーにしても長期間、色褪せることなく楽しめます。

〈ジニア〉

初夏から秋まで長期間開花する一年草。切り花としても注目されている花で、年々流通量が増えています。カラーバリエーションが豊富で、複色と呼ばれる一輪の花が複数の色で構成されているものが多く、色合わせが楽しくなる草花です。

〈アジサイ〉

梅雨の時期に咲くアジサイは、来年の花を咲かせるために7月ごろまでに剪定が必要です。剪定した花は生けて楽しみましょう。花から2~3節下の脇芽が出ている上で剪定するのが来年花を咲かせるコツ。一輪で生けたり、房で小分けにして浮き花にすることもできます。

剪定する位置

〈ハーブ類〉

ミント、ローズマリー、ハーブゼラニウムなど、美しい色や形の葉が多いハーブ類は、切り花にも大活躍。生けている最中に漂う香りも魅力の一つです。グリーン類が育てた花でまかなえると、1本のバラを買って自宅のハーブと組み合わせる、といった楽しみ方もできます。

切り花にするときのポイント

1)収穫時間帯

植物にとって、昼間は水分を発散する時間、夜間は水分を蓄える時間です。同じ植物でも、早朝に摘み取ったものと正午に摘み取ったものでは、水の上がりや日持ちが変わります。収穫は、朝か夕方に行いましょう。

2)切る位置

株元からたくさんの茎が立ち上がり、頂点に花を咲かせるタイプの花は、株元でカット。1本の茎が枝分かれする花は、これから咲くつぼみまで切らないように注意してカットしましょう。ただし、茎が混み合いすぎた場合は、風通しをよくするために適度に株元でカットするのもよいでしょう。

3)水あげ

お花屋さんでは仕入れた花は「水あげ」を行います。「水あげ」とは、畑で収穫し、ダンボール箱に詰めて市場に入荷してきた花を再び生き返らせる作業です。
一方、庭やベランダで摘んだ花は、直前まで土から水分を吸水しているため、収穫時間帯さえ注意すれば、すぐに生けることができるものがほとんどです。

身近なモノを花器にすれば、簡単に楽しめます!

水漏れの心配がないものなら、どんなものでも花器になります。
コップ、マグカップ、カフェオレボウル、ピッチャー、ジャムやワインのボトル……。花瓶だけが花を生ける器ではありません。自由でさりげなく、暮らしの中に育てた花を取り入れて楽しみましょう。

身近なモノを花器にすれば、簡単に楽しめます! 身近なモノを花器にすれば、簡単に楽しめます! 身近なモノを花器にすれば、簡単に楽しめます!
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