知識キッチン浴室・洗面トイレ洋室和室ドア・サッシ設備外まわり巻末資料外壁バルコニー・屋根排水桝床仕上げ門扉・門柱・フェンス・格子壁仕上げウッドデッキ・ウッドフェンスカーボート・樹木・草木照明■⽅法とコツ剪定のコツは「上から下に」「外側から内側に」ハサミを入れていくことです。まず樹形を乱したり採光・通⾵の妨げになる不要な枝の整理をしましょう。次に全体を眺めて必要に応じて枝を切り詰めて樹形を整えましょう。■樹⽊別の切り⽅中高⽊は、剪定した後の樹形をイメージして太い枝から切っていきます。細枝が込み入っている場合は、枝を間引きして⾵通しをよくしていきます。⼀⽅低⽊や⽣垣は、上部と側⾯の⻑くまっすぐ伸びた枝を切り、脇枝を伸ばして密に仕上げていきましょう。■施肥の時期1〜2回に分けてが施肥の基本植えた直後の樹⽊は細根が少ない為、施肥をすると根が傷み、樹⽊が弱ってしまうことがあります。1年間は施肥は避けましょう。2年⽬の冬から、春の活動期に向けて「寒肥(かんぴ)」をはじめます。また開花後や果樹の収穫後には栄養補強の為「お礼肥(おれいごえ)」をしましょう。■施肥の⽅法中高⽊の場合は幹の直径3〜5倍離れたところに、深さ15cm、直径10cm程度の⽳を掘り油かすや鶏糞など遅効性の肥料を入れて埋戻します。低⽊の場合は、⽊の根元に⽳を掘り中高⽊と同様に肥料を入れて埋戻します。■施肥の3⼤要素植物にとって窒素、リン酸、カリは⽣育のために必要な量が多い為、肥料の三⼤要素呼ばれます。それぞれの肥料によって三⼤要素の配分は異なりますので、⽬的に応じて使いわけましょう。枝を切る位置枝元から切りましょう。残しすぎると、腐りやすくなります。外芽と内芽必ず外芽を残すように剪定を。内芽を残すと、枝が不⾃然な形に伸びてしまいます。車枝立ち枝ひこばえハサミを入れる位置節の間ではなく、芽の上5〜10mmほどの位置で、芽の⽅向にそってやや斜めに切ります。2年⽬の12⽉から翌年の3⽉にかけて「寒肥」をスタート。低⽊は根元に。⼀度にやりすぎないようにしましょう。リン酸(P)実肥と呼ばれ、花や実の⽣⻑を助けます。ATTENTION注意事項OWNER'S BOOK樹⽊などの植栽は放っておくと⼤きくなりすぎ、うっそうとしてきます。剪定は美しい状態を保つために⼤切なお手入れです。植物に肥料を与え⼟を再び元気にする事を『施肥(せひ)』といいます。樹⽊の種類や状態に合わせて、適切な施肥を⾏いましょう。●樹⽊がある程度の⼤きさに育ったら、庭の広さに応じて、⼤きさを維持していくことも必要です。●あまり⼤きく育ってほしくない⽊には肥料を与えすぎないようにしましょう。●施肥によって勢いよく育ってしまうと、⾃然な樹形を損なう場合があります。〈 忌み枝の種類 〉徒⻑枝平⾏枝からみ枝下がり枝胴吹き枝忌み枝(いみえだ)とは、樹⽊の形を損なう不要な枝のことです。樹形を崩すだけでなく、他の枝への⽇当たりや⾵通しが悪くなり、樹⽊の⽣⻑を妨げる原因となります。植え付け後1年間は、肥料を与える必要はありません。⼀本立ちの樹⽊の場合は、輪状に⽳を掘って施肥を。三⼤要素のどれかが欠乏すると、さまざまな症状が出て、⽣育が悪くなります。チッ素(N)葉肥と呼ばれ、葉や茎などの⽣育を促進します。■剪定の道具/剪定バサミ、⽊バサミ、のこぎり、刈込みバサミの4つでほとんどの作業が可能です。〈 剪定の種類 〉カリウム(K)根肥と呼ばれ、丈夫な根や茎葉をつくります。146剪定の⽅法について施肥の⽅法について
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